最近、DX(デジタルトランスフォーメーション)の関するニュースは相変わらず賑わっているように感じます。少し前はIoTとかAIとかが多かったような気もしますが、少しずつ変わってきているのかもしれません。
DXとはなにか?進めるためにどうすればいいか?失敗しないために何が必要か?など、様々な情報がインターネットに公開されています。
その中でも導入事例は、その企業の努力や苦労の跡が見えることもあるので、私はとても貴重だと思っています。
今回は、DX事例がまとまっている「DX銘柄2022」と「DXセレクション2022」から、事例を見ていきたいと思います。
経済産業省が選定するDX企業とは
経済産業省のリリースで、「DX銘柄2022」選定企業33社と「DX注目企業」15社の発表がありました。これは東京証券取引所と(独)情報処理機構とで共同して、デジタル技術を前提としたビジネスモデルそのものの変革及び経営の変革に果敢にチャレンジし続けている企業として選定しています。
DX銘柄2022企業一覧:
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/investment/keiei_meigara/dx-meigara2022-itiran.pdf
DX注目企業一覧:
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/investment/keiei_meigara/dx-tyumoku2022-itiran.pdf
こちらは上場企業が対象になっているため、事例集を見てもさすがに結構大きな話が多く、直ぐにマネをしようと思っても、なかなか難しいように感じます。
事例集:
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/investment/keiei_meigara/dx-report2022.pdf
中小企業のDX事例は?
中小企業に向けた「DXセレクション2022」の中で公開されています。こちらは中堅・中小企業等のモデルケースとなるようなDX事例を集めたものになっています。
DXセレクション2022:
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/investment/dx-selection2022.pdf
ここで公表されている事例の中身が少し少ないのは残念ですが、他の場所で公開されている企業様もありますので、ご興味ある事例があればさらに情報を探してみて下さい。
またDX推進に役立つ「手引き」についても、経済産業省のサイトに公開されています。これがシンプルですがキレイにまとまっていると思うので、DXを進められる際の参考にしてみて下さい。
手引き:
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/investment/dx-chushoguidebook/tebiki-yoyaku.pdf
最後に
今やDXは大企業のものだけではなく、中小企業にも広がりを見せつつあります。こうなってくると、実践している企業とそうでない企業の差はますます広がっていくことになると思います。
手引きの中にもあるように「まずは身近なところから」検討を始めてみるといいかもしれません。弊社でもDXに関するご相談も承っていますので、ご興味あればスタッフまでお声がけください。
それではまた
アンドファン株式会社
中小企業診断士 田代博之