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ミャンマー便り

立春も過ぎ春の足音が聞こえ始めました。梅に花の香りがほのかにかに香しい2月。日本ではコロナが蔓延し心躍る早春とはまだまだはならないようです。

ミャンマーの新潮流を読み解く・・・

今もまだ、ミャンマーでは大規模なデモが続いています。日本でも毎日のように在留ミャンマー人たちが集まり、
抗議の声を上げています。「ミャンマーを開放せよ」「アウンサンスー・チー氏を開放せよ」
「ミャンマーには民主主義が必要」英語や日本語でシュピレヒコールを上げながら行進をしています。
行進中はみな片手の人差し指、中指、薬指を揃えてピンと立て、頭の上や顔の前にかざし続けていました。
三本の指は平和を訴えるサインです。

そんな中でカラフルな民族衣装やスーチ氏のプリントされたTシャツやカチン(カチン族)を象徴する赤と緑のシャツを着た若者たちがスーチー氏の写真を片手に抗議に参加していました。祖国で戦っている仲間を少しでも応援したいそんな気持ちをインタビュアーに語っていました。
弾圧が続く祖国を憂い、コロナ渦で生きるそのまなざしは冷めることなく熱を帯び、強い意志が伝わってくるようです。
どれだけ国軍がニュースの放映を止めても、去年のようにインターネットを遮断されても何としてでもデモ行進の様子は、SNSや動画投稿サイトを通じてすぐに拡散されるでしょう。

そしてミャンマーでは今も繰り返される国軍による虐殺の日々。
反逆者を許さない国軍による恐怖の支配はまだ続いているのです。
毎日自由を訴える若者たちがどこかで殺されてしまう。
また、民族同士の争いも絶えず行われているのが現状です。ミャンマーの事変は国軍のみならず民族同士の争いも追い打ちをかけているのです。

クーデターと経済の動向

経済面での国軍の権力掌握から半年。現在ドルで現金を引き出すことができません。
極端な話となると個人の資産や社員の給料の流れまで立ち入ってくるのです。
(デモのための出資金の疑いがあるため)

世界銀行はミャンマーのインフレ率が9.8%に上昇したとは発表されました。チャット安が続いています。
チャットに対する世界的信用も低くなっているのが実情です。
また、チャットであっても自由に引き出すことはできません。
日本のようにATMで簡単にお金を引き出すこととが出来ない不自由さ。企業は国軍の指導により口座を作ることを
指示を受け、国軍による金銭の掌握は企業にまで及んでいます。

アンドファンヤンゴンの若者たち

ここまではミャンマーの現状をお伝えしました。

アンドファンヤンゴンの若者たちも平和への思いは日本在留のミャンマー人と一緒でしょう。しかし
クーデターに巻き込まれないため、危ないことはしない、デモには参加しないことをしっかり伝えています。
私たち日本企業で働くうえで従業員の安全を守るのも仕事の一つです。安心して仕事をしてもらうのも大切ですが、
彼らの命が何より優先です。

アンドファンヤンゴンの会社は安全な場所にあり、通勤上危険であったり交通がストップして通えない従業員は在宅ワークにしたり、会社の寮に入ったり業務が滞らないよう配慮しています。したがって事変によって業務が滞ることありません。

そんな中、ミャンマーの若者たちの入社のきっかけをアンドファンヤンゴの常駐日本人スタッフにに聞いてみたところ、フェイスブックを通してわが社へ入社したと答えてくれました。最初は一人から。デザイナーとして入社した女性が一人。その後もその女性はアンドファンヤンゴンの優秀な技術者を紹介してくれ、そこから人の輪はどんどん広がってゆきました。アンドファンヤンゴンではITをはじめ様々な分野で優秀な人材が働いています。ミャンマーの若者はフェイスブックで連絡を取り合うことが多いそうで、豊富な実績を積んだ若者もどんどん入社してくれています。

アジア最後のフロンティア


彼らにとって安全で安心な場所であることがわが社の出来ること。仕事をして対価を得る。
そんな当たり前のことが今のミャンマーでは難しいのです。
そう思えばアンドファンヤンゴンのメンバーは幸せなのかもしれません。

日本の若者には考えられない実情。銃撃を受けたり、拘束されたり、催涙弾が撃ち込まれたり、思ったことを口にしただけでで殺されてしまう恐怖の中での生活。
個人の給料や資産まで掌握されてしまい何より生死と紙一重なこと・・・。

今回はミャンマー人の置かれている現状とミャンマーの若者たちの生の声をお伝えいたしました。
事変に揺れ動くそんなミャンマーですが「アジア最後のフロンティア」と呼ばれ、 
実はミャンマーは長年の経済援助や投資などを通じて、日本と結びつきの深い国なのです。多くの外国企業も参入し変わりつつあるのです。

高い技術を持った優秀な若者が多いにもかかわらず、仕事に恵まれない人材がミャンマーには沢山埋もれてしまっています。ヤンゴンだけでも300件近く日本語学校があるほど日本語にもなじみ深いミャンマー人。
人材不足でお困りの日本企業の皆様にとってのまさに「最後のフロンティア」なのです。
ミャンマーへのアウトソーシングこそ彼らへの生活水準を高める第一歩であり、懸け橋となるのではないでしょうかなのではないでしょうか。



ミャンマーへの進出をお考えの企業様、ミャンマーアウトソーシング検討中の企業様、事変の中でも安定した事業展開をしているアンドファンにお気軽にお問い合わせください。