おはようございます。
昨今の新型コロナウィルスの状況から、働く方は在宅勤務や一般の方にも外出自粛などが求められ、今までのビジネスの環境とは大きく変わってきています。
前回「急な在宅勤務にITと知恵で対応する」で急な在宅勤務に対応するITをご紹介してきましたが、特に接客を伴う飲食業、小売業、サービス業などは違った対応をする必要があります。
今回は、そんな接客業を伴う業界に対して、対応を考える種になるようなITを使ったサービスをご紹介していきます。
外出自粛へITで対応
外出自粛になると顧客が外に出なくなり、生活必需品の買い物以外で来店することが極端に少なくなります。
それに合わせて、収入が減ったことで消費活動自体が冷え込んでいる面もあるかもしれません。しかし、外で消費していたものが家で消費するように変化したとも考えることができ、実際、デリバリーや通販などは活発になっていると聞きます。
飲食店でのデリバリーの場合、自社で集客や注文が受けられる環境を整えることも考えられますが、プラットフォームとして環境のあるUberEatsや出前館などのサービスを利用することも考えられます。
- UberEats:https://www.ubereats.com/jp
- 出前館:https://demae-can.com/
また軽減税率対応の時にも導入が増えたと思いますが、テイクアウトの事前予約などのサービスもあります。サービス内で事前決済を行えるので、店舗は商品の受け渡しだけになります。
小売店などでは、ネットショップを開設して販売していくことが考えられます。集客のプラットフォームを持っているAmazonや楽天などのモール型への出店や自社のECサイトの構築、またはその併用があると思います。自社のネットショップを立てる場合でも、ショップのテンプレートが用意され、決済機能やネットショップに必要な機能が付いたサービスがあります。
- BASE:https://thebase.in/
- Makeshop:https://www.makeshop.jp/
更なるITの対応
今まで紹介したサービスは、比較的王道なサービスだと思っていますが、最近では少し変わったサービスも登場しています。
食品ロスの観点から話題になったサービスとして記憶していますが、飲食店での余り物を廃棄するのではなく、フードシェアリングとして販売するサービスがあります。店舗にとっては廃棄するとコストもかかりますが、格安であっても販売することができれば売上につなげることができます。
- ReduceGo:https://reducego.jp/
- TABETE:https://tabete.me/
また最近の新型コロナウィルスによる外出自粛の影響で、大きなダメージを受けている飲食業の店舗が多い中で、飲食店を応援できるサービスもあります。これは顧客が先行して応援チケットを購入することで飲食店の目先の資金となり、また顧客は次回来店時に割引が受けられるサービスになります。
- re:Dine:https://redine.jp/
- KitchHike:https://kitchhike.com/
最後に
今回ご紹介できたのは一部のサービスになりますが、このような大きな環境変化があった時は、新しいサービスや環境変化に対応した考え方などが生まれてくる時でもあると考えています。
今までゆっくり考えることができなかった方も、改めて課題の整理を行ったり、いままでのやり方を変えることを考えてみたりと、時間ができたことでできることもあると思います。
アンドファンでもITベースにしたご相談を承っておりますので、ご興味ある方はスタッフまでお声がけください。
それではまた。
アンドファン株式会社
中小企業診断士 田代博之