おはようございます。
今回は、11月15日~17日にミャンマーのヤンゴンで開催された「Japan Expo 2019 Yangon(ジャパン・エキスポ・ヤンゴン)」に出展しましたので、展示会の状況や出店していた商品への反応などをまとめていきたいと思います。
昨年も同じ展示会に出展し、その時の様子は「海外展示会へ出展して感じたメリットとポイント」で記事にしていますので、こちらもご確認ください。
展示会の様子
開催概要は昨年と変わらず、日本の食品、産業機械、電化製品、ファッション、アニメグッズなど様々な展示ブースがありました。会場も昨年同様にTatmadaw Hall(タットマドー展示ホール)で行われ、ヤンゴンのダウンタウンからのアクセスの良さもあり、たくさんの方が来場していました。
2018年の展示会では来場者が5,000人と言われていましたが、今回2019年の来場者は体感的に7,000人~8,000人と、昨年より明らかに増えているように感じました。来場してくれる方は、現地の方や現地企業の方、駐在している日本人、商社やディストリビューター、ミャンマーへ進出している企業や進出を検討している企業など、多種多様な目的で参加されているように思います。
弊社も、ミャンマーでの市場調査として数社の企業様より依頼を受け、日本で販売されている商品がどの程度受け入れられるのかの調査を目的に、出展をしました。
アンドファンブース紹介
アンドファンのブースでは、以下の製品を展示しました。弊社の日本人スタッフとアンドファンヤンゴンの現地スタッフがブースに立ち、日本語、英語、ミャンマー語で説明ができる体制を整え、商品の説明や体験のお手伝いを行いました。
・アンドファンヤンゴンメンバー
・Ace Real
・日本酒/千古乃岩様
ミャンマーではなかなか見ることのない商品のため、たくさんの方に興味深く体験をしていただきました。もちろん体験をしていただくだけでなく、企業様と事前に用意したアンケートも実施し、現地のリアルな声が集まるようにしました。
・AceReal体験の様子
・日本酒/試飲の様子
・ブースの様子
海外展示会で感じたこと
今回の展示会では、昨年同様に日本の会社様から依頼を受けた商品を、ミャンマーの市場で受け入れられるかの市場調査/テストマーケティングが主な目的でした。まだまだ日本製品が少ないことと、日本製というブランドに対する信頼があるため、現地の方の興味を引いていることを肌で感じることができました。
ミャンマーの市場はまだまだ不透明な点が多いと言われているものの、これからの市場としての注目も高いため、世界中の企業がミャンマーの市場へ参入してきています。日本のブランドによる安心感は他の企業に負けていないと思いますが、その代わりに価格面や仕様面での課題はあると思っています。
海外展開には、実際の現地に行って見て聞いて感じることが重要だと言われています。日本にいてあれこれと考えるよりも、現地に赴いて実際の現場を見ると、遠くにいてはわからない多くのことを得ることができます。
それと同じで、海外進出や展開にはリスクやコストは伴いますが、自社の商品が海外で通じるのか?競合は日本と違ってどの商品になるのか?コストはどのくらいなのか?どんなニーズがあるのか?リスクは何でどの程度か?など、現地に商品を持っていくと様々なことが見えてくるようになります。その点で、展示会への出展は第一歩としてとても有益だと、改めて感じることができました。
海外進出や展開のリスクやコストは、代理店経由で販売することで、それを少なくすることができると考えます。また現地サポートや販売活動も現地事情に精通した代理店が行いますので、メリットは大きいと感じています。
今回の展示会でも弊社に現地に拠点があったからこそ、比較的容易に出展を行うことができましたし、今後の販売の話を進めることができました。中小企業が海外進出や展開を検討する際は、自社にとって良い関係が築くことができる販売店をいかに見つけるかがポイントになると考えています。
最後に
海外の展示会の出展には、現地での手続きや準備、スタッフの確保などが必要となり、多くの労力や費用が必要になります。弊社のように、現地に拠点を持つ会社が段取りを行い出展費用を抑え、現地スタッフを活用することによって、安価に安心して出展することができます。
また来年も弊社は出展を予定していますので、海外展開をご検討されている企業様、お気軽に弊社にお声がけください。
それではまた。
アンドファン株式会社
中小企業診断士 田代博之